『この恋と、その未来。 一年目 春』
[読了]
『この恋と、その未来。 一年目 春』
森橋ビンゴ:著 Nardback:絵
ファミ通文庫
借:HM図書館
『このライトノベルがすごい!2015 』の9位、本内の『この今年度新作(シリーズ) がすごい!』だと3位。
最近のラノベほとんど読んでいなかったので、お勉強にってこのライトノベルがすご(略)の上位10位までを読むかと思い立ったのがきっかけ。
日常モノ。
強い姉たちにやられっぱなしの主人公が女からの自由を求めて全寮制の高校に進学。
高校生活を満喫しようとしてたら、ルームメイトが性同一性障害(心は男・体は女)、そんでイケメン。
思考の過程と情景描写がすごく丁寧に書かれているから読む時に頭の中でスムーズに再生される感じ。
一人称。
こういう文章書きたい。
小説は「なにがその場にあるのかを書かれなければ、そこには何も存在しない」というのは登場人物の思考についてもそうなんだなーと勉強になった(気がする)。
著者紹介のとこで「……『デビルメイクライ』シリーズや『鬼武者Soul』などのゲームシナリオ他、漫画原作なども幅広く手掛ける。」って書いてあってワォ。
結局デビルメイクライやってないけど、馴染みは深いし。
ルームメイトイケメンでかわいい。
バイト先のお姉さんちょっとクレイジーでかわいい。
クラスメイトの女の子大人しめなのにホラー系好きとかかわいい。
なんかとっても青春。
甘酸っぱいといえば甘酸っぱいんだろうけど、恋愛漫画みたいな「ほらキュンキュン切ないでしょ!?」っていうのじゃなく……
人の恋路を野次馬根性で覗き見る興奮。
なんでこう思うのかなーって考えると、登場人物の行動なのかなー? 少女漫画じゃないからと言ってしまえばその通りなんだけど、だったらなにがどう少女漫画とラノベだと違うのかとか考えてみた方いいんじゃないかと思ったりもするけどまた今度にする。